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仮想通貨Akropolis(AKRO)とは?特徴・買い方と今後の将来性を解説

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Akropolisは、担保不足者向け融資のような資産成長のためのDeFiシステムを提供します。

担保不足者向け融資プラットフォームスパルタ、イールドファーミングアグリゲータであるデルファイのような製品を提供し着実に成長しています

このプロジェクトでは、プロトコルガバナンス用にERC-20トークン、AKROを使用しています。

仮想通貨Akropolis(AKRO)が何故注目され、高い成長性を持つと考えられているのか見ていきましょう。

仮想通貨Akropolis(AKRO)とは?

トークン名称Akropolis
シンボル・単位AKRO
総発行予定数40億AKRO
価格(RVNの円価格)@2023/5/8¥0.50
過去最高値@2021/4/7¥11.97
時価総額@2023/5/8¥2,126,029,532
市場ランキング679位
公式サイトhttps://www.akropolis.io/
仮想通貨Akropolis(AKRO)概要

Akropolis社は、担保不足者向け融資や貸付といった資産貯蓄・資産成長のための自律的な金融エコシステムを提供している会社です。担保不足者向け融資用プラットフォームSparta、自動複利投資(イールドファーミングアグリゲータ)であるDelphiといった一連の製品を提供しています

このプロジェクトでは、プロトコルガバナンス用にERC-20トークン、AKROを使用しています。

Akropoliは2018年3月に初めて発表され、2020年6月にEthereumメインネットでローンチしました。

その生い立ちを

  • 世界の年金制度崩壊問題の解決を目指した
  • そのための基盤となるフレームワークの構築にフォーカス

の視点から見ていきます。

世界の年金制度崩壊問題の解決を目指した

 2017年にアナ・アドリアノバとケイト・クルバノワによって設立されたAkropolisは分散型貯蓄兼年金基金として考案されました。

その目的は、「必ず訪れると想定された世界の年金制度の崩壊」への懸念から、迫り来る年金赤字への解決策として発表されたのです。

しかし、2020年8月にはAkropolis(AKRO)は、営利目的の資本プールを迅速に立ち上げるためにAkropolisOS(後述)の作成を発表しました。年金崩壊を直接防ぐのではなく、そのようなシステムの基盤となるフレームワークを構築することに焦点を移したのです。

そのための基盤となるフレームワークの構築にフォーカス

Akropolis(AKRO)は年金問題解決のための、分散型貯蓄兼年金基金設立を目指しましたが、銀行システムや保険商品モデルの問題点もカバーする必要があることに気づきフレームワークをまず作ることを目指しました。

このフレームワーク、AkropolisOSを活用して、後で説明するようにスパルタという担保不足者向け融資システムやデルファイという自動パッシブ投資システムなどが次々と生み出されました。

仮想通貨Akropolis(AKRO)の特徴と製品

Akropolis(AKRO)のサイトのトップページです。

Akropolisは、DeFi(分散型金融)プロトコルであり、利益を上げるための分散型自律組織(DAO)の開始と拡大、担保不足のローンの取得、利回りの獲得、統合されたプロトコル/プールからのトークンのファーミングを可能にする製品を提供しています。

Akropolisの製品は以下の3つです。

  1. AkropolisOS:dApps構築のフレームワーク
  2. スパルタ(Sparta):担保不足者向けローンへのアクセス提供
  3. デルファイ(Delphi):分散型自動投資システム 

AkropolisOS:dApps構築のフレームワーク

 AkropolisOSは、複雑なdAppsとプロトコル(貯蓄、年金、ローン、投資)を構築するためのSolidityフレームワークです。

dAppsは分散型アプリケーションの略で、中央集権型のサーバーではなく、分散型のネットワーク上で自律的に実行されます。

dAppsは、金融、ゲーム、ソーシャルメディアなど、さまざまな分野で使用されています。

仲介者がいないため、セキュリティを保ちながら手数料やコストを下げることができます。

Solidityとは
Solidityは、スマートコントラクトを実装するための、高水準プログラミング言語です。Solidityは、Ethereum Virtual Machine(EVM)をターゲットに設計されています。Solidityを使用することで、投票、クラウドファンディング、ブラインドオークション、マルチシグネチャーウォレットなどの契約を作成することができます。

AkropolisOSというフレームワークを使って構築されたdApps製品が次の二つです。

スパルタ(Sparta):担保不足者向けローンへのアクセス提供

Spartaは、AkropolisOSに基づく担保不足のローンを提供するプラットフォームです。

Spartaそのものが一種のクレジットプールとして機能し、さまざまな流動的なDeFi(分散型金融)機能を通じて資本をプールおよび投資することで高い利率を得ることができます。

そのクレジットプールを活用することにより、Spartaはユーザーが担保不足のローンを取得することができるようにします。

デルファイ(Delphi):分散型自動投資システム

Delphiは、AkropolisOSに基づく資金プールであり、ビットコインとイーサリアムのドルコスト平均化ツール付きのイールドファーミングアグリゲーターです。

「プール」とは、複数のユーザーが資金を集めて、共同で投資することができる仕組みのことを指します。
ドルコスト平均化とは、一定期間にわたって定期的に一定額の投資を行うことで、投資リスクを分散する投資戦略のことです。この戦略は、市場の変動による影響を軽減することができます。

ドルコスト平均化のメリットとして、次のようなものがあります。

・市場の変動による影響を軽減することができます。
・定期的な投資により、長期的な投資が可能になります。

イールドファーミングアグリゲーターとは、預けたLPトークンをもとに自動複利運用により収益を再投資して増やしていくDeFiのイールドファーミングのことです。

イールドファーミングが自動化され最適な投資先をアルゴリズムで選んでいくので、言わば「DeFi版投資信託」のようなモデルです。

メリットとしては、ユーザーはDeFiで「収穫→再投資」をしなくてよくなり、より効率の良い投資先により良いタイミングで自動運用できることが挙げられます。つまり、「ほったらかし」投資ができるということです。

仮想通貨Akropolis(AKRO)の価格推移

上に、仮想通貨Akropolis(AKRO)の全期間の価格推移(CoinMarketCap)を示します。

仮想通貨Akropolis(AKRO)は2018年3月に初めて発表され、2020年6月にEthereumメインネットでローンチされました。

AKROは2019年7月に3.5円でHuobi Globalに最初に上場しましたが、現在はBinance、MXC.COM、KuCoin、Uniswap (V2)を含む多数の主要な取引所で購入可能です。

過去最低値は、2020年1月20日の0.072円です。その後2020年9月に最初の高値の山を経て、2021年4月7日に過去最高値11.97円をつけました。

2022年5月のテラショック後の6月には0.4円台まで落ちた後にFTXショックを迎えます。

2022年11月のFTXショックは耐えきれず0.3円台まで下げ、現在は0.5円と戻しつつあります。

現在価格は、最高価格の約24分の1となっています。上昇余力は充分にあると見ています。

仮想通貨Akropolis(AKRO)の将来性

上の図がUSの価格予想サイト(TechNewsLeader)による仮想通貨Akropolis(AKRO)の将来の価格予想です。

ドル表記でわかりにくいですが、ドル建ての最高価格は2021年4月の$0.08861ですので、最高価格を超えるポテンシャルを持っていると予測しています。

分かりやすいように、現在価格からの倍率で表現したのが下表です。

X年後倍率
1.8倍
5.5倍
1023.8倍
仮想通貨Akropolis(AKRO)の今後の価格予想(TechNewsLeader)

この強気の予想の背景としては以下の根拠があります。

  • バイナンスなどの大手取引所に上場している
  • セキュリティ監査会社Certik社の監査で脆弱性無しとの結果

バイナンスなどの大手取引所に上場している

 仮想通貨Akropolis(AKRO)はHuobi Globalの後、2020年11月には最大手のバイナンスに上場を果たしています。

その後もMXC.COM、KuCoin、Uniswap (V2)を含む多数の主要な取引所で購入可能となっています。

暗号資産市場では682位となっていますが、上昇余力は高いとみなされています。

セキュリティ監査会社Certik社の監査で脆弱性無しとの結果

 2019年8月、AKROのスマートコントラクトは、ブロックチェーンセキュリティ会社CertiK社によって監査されました。

CertiK社は、いくつかの提案された変更点が実装された後、Akropolis社のスマートコントラクトは「構造的に健全であり、古典的に知られているアンチパターンやセキュリティの問題に対して脆弱性はない」と結論づけました。

Akropolis社はバグバウンティプログラムを発表し、これまでに発見されなかったセキュリティ上の欠陥を報告した者には、AKROまたはステーブルコインで報酬が支払われます。

セキュリティ対策もしっかりやっているところも、市場からは好感を持ってみられる要素となります。

仮想通貨Akropolis(AKRO)の買い方・購入方法

 残念なことに仮想通貨Akropolis(AKRO)は、2023年5月現在日本国内の取引所での扱いはありません。なので、日本円で直接買う事はできません。

しかし、以下の手順を踏めば海外の取引所で買う事が出来ます。

  1. 国内の暗号資産貨取引所でビットコインなどを購入
  2. 海外取引所Bybit(バイビット)に口座開設する
  3. 日本の取引所からBybitにビットコインを送金後、AKROに交換

国内の取引所でビットコインを購入

まず国内の取引所でビットコインを購入します。

取引所としては以下のところがおすすめです。

国内取引所のリスト

DMM Bitcoin:手数料が安い 

BitTrade:取引銘柄数No.1

bitFlyer: ビットコイン取引量No.1(※), 強固なセキュリティ、全19銘柄

コインチェック アプリダウンロードNo.1

申込手順はどの取引所もとてもわかりやすく、指示通り順番にやっていくだけで簡単に口座開設できます。日本は本人確認(KYC)は厳格ですので、運転免許証、マイナカードやパスポートなどをスマホ経由で提出します。

メモ:KYC(Know Your Customer)は 顧客確認の略

口座開設できると、日本円を入金できます。方法としては銀行振込、コンビニ入金、クイック入金の3種類から選べます。手数料が無料のものを選ぶようにしましょう。

入金が完了したら、入金した金額に応じたビットコインを購入して完了です。

最初はあんまり大きな金額ではなく、1万円などから始めて慣れたら徐々に増やしていくのがおすすめです。

海外取引所Bybit(バイビット)に口座開設する

仮想通貨Akropolis(AKRO)を取り扱っている海外の大手取引所の中で、日本語対応済みでかつ安心なところはBybitです。

バイナンスは2023年5月時点では日本国内からだと口座開設が出来なくなっています。(2023年6月にバイナンスジャパンがオープンすると状況は変わるかもしれません。)

あなたのEメールアドレスと任意のパスワードを入力して下さい。

指示に従ってKYC(本人確認書類)をアップロードすると口座開設完了です。全部日本語でできるので簡単です。

日本の取引所からBybitにビットコインを送金後、AKROに交換

 日本の取引所からビットコイン(BTC)を送金します。まずBybitで入金を選んで、BTCを選ぶと入金用のアドレスが表示されますのでそれをコピーします。

日本の取引所で暗号資産の送金をクリックすると、送金先アドレスを登録、2段階認証後に審査(マネーロンダリングではないかをチェック)を経て、送金可能になります。

必要な送金金額を選んで申し込むと送金完了です。

BybitでBTCの入金が確認できたら、仮想通貨Akropolis(AKRO)へ交換します。仮想通貨の一覧ボードからAKROを選択し、購入したい数量を入力するか、交換するBTCの数量を指定すれば購入は完了です。

まとめ:仮想通貨Akropolis(AKRO)は堅実な成長が見込まれる

 Akropolis社は、元々世界的な年金崩壊問題を解決するべく、2017年にweb3のプロである二人の女性、アナ・アドリアノバとケイト・クルバノワによって設立されました。

しかし、2020年8月にはAkropolis(AKRO)は、営利目的の資本プールを迅速に立ち上げるためにAkropolisOSの作成を発表しました。

年金崩壊を直接防ぐのではなく、そのようなシステムの基盤となるフレームワークを構築することに焦点を移したのです。 

その後AkropolisOSをベースにして、担保不足者向け融資プラットフォームスパルタ、イールドファーミングアグリゲータであるデルファイのような製品を提供し着実に成長しています

AKROはこのプロジェクトのプロトコルガバナンス用のERC-20トークンです。多くの主要取引所に上場しています。

仮想通貨Akropolis(AKRO)は高い成長性を持つと考えられています。