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仮想通貨EOS(イオス)とは?特徴と価格推移や買い方と将来性を徹底解説

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仮想通貨EOS(イオス)の価格が最近10%上昇しました。日本の取引所BitTradeで2023年9月から取引が開始されることを好感した買いが入ったのです。

世界でも規制が厳しいことで知られる日本の日本暗号資産取引業協会 (JVCEA) からOKが出たことで一気に懸念が吹っ飛んだのです。

仮想通貨EOS(イオス)は、2017年のICOで4400億円を集めたことから、ビットコインやイーサリアムと並ぶ、世界で注目を集める仮想通貨の一つです。

しかしその後、開発陣の不祥事などがあって、長く低迷していました。

EOSは高速でスケーラブルなブロックチェーン技術を活用しており、手数料が無料なので多くのDApps(分散型アプリケーション)の開発や運用に利用されています。

仮想通貨EOS(イオス)は海外の取引所のほとんどが扱っています。

遂に、日本国内の取引所での扱いも始まり、期待が高まっています。

本記事では、EOSの特徴や価格推移、買い方、そして将来性について詳しく解説します。

仮想通貨EOS(イオス)とは?

トークン名称EOS
仮想通貨シンボル・単位EOS
ブロックチェーン独自EOSIOネットワーク
総供給量11億EOS
価格(EOSの円価格)@2024/1/3¥122.53
過去最高値@Apr 29, 2018¥3,349.15
過去最低値@Oct 24, 2017¥70.26
時価総額@2024/1/31364億円
市場ランキング@2024/1/374位
公式リンクhttps://eos.io/
【仮想通貨EOS(イオス)概要】

仮想通貨EOS(イオス)とは、分散型アプリケーション(dApps)の開発と運用を効率化するために設計されたブロックチェーンプラットフォームです。

EOSは、高速なトランザクション処理とスケーラビリティを提供し、企業が大規模なdAppsを構築することを可能にしています。

また、EOSは取引手数料が無料で、DPoS(Delegated Proof of Stake)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。これにより、ネットワークの安全性と効率性が向上しています。このプロジェクトは、イーサリアムが持つ多くの機能を備えており、理論上の処理速度は1秒あたり100万トランザクションであるため、評判になりました。

EOSコインは、ネットワークリソースの利用権を表し、ユーザーはこれを保有することで、意思決定プロセスに積極的に参加することができます。EOSは、ブロックチェーンの可能性を最大限に引き出すための新たなアプローチを提供し、仮想通貨市場における重要な存在となっています。

EOS(イオス)の歴史と開発元Block.one社

仮想通貨EOS(イオス)の誕生は2017年、開発元であるBlock.one社によるICO(Initial Coin Offering)から始まります。

ICOでは実に、40億ドル(4,400億円)を集めて一躍有名になりました。

Block.one社は、ブロックチェーン技術を活用した分散型アプリケーション開発を支援することを目指しています。EOSはその目標を達成するための重要なツールであり、ブロックチェーンのスケーラビリティと使いやすさを向上させることを目指して開発されました。

Block.one社は、EOSの開発において、既存の仮想通貨が抱える問題点を解決し、より多くのユーザーと開発者にアクセス可能なプラットフォームを提供することに注力してきたのです。

EOS(イオス)の特徴

EOS(イオス)は、仮想通貨の世界で注目される存在となっています。その特徴は、高速なトランザクション処理能力と取引手数料の無料化にあります。これらは、EOSがブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決するために開発された結果であり、ユーザーにとって便利であるとともに、大規模なアプリケーションの開発を可能にしています。

また、EOSはDPoS(Delegated Proof of Stake)という独自の合意形成アルゴリズムを採用しています。これにより、EOSはデータの不変性と透明性を保ちつつ、効率的な運用が可能となるのです。これらの特徴が、EOSを仮想通貨市場で一際目立たせています。

トランザクション処理が速い理由

仮想通貨EOSの特徴の一つに、トランザクション処理が速いという点があります。これはEOSの採用するDPoS(Delegated Proof of Stake)というコンセンサスアルゴリズムによるものです。DPoSでは、一部のノード(代表者)だけがブロック生成の権利を持ち、その選出は投票により決まります。これにより、全ノードが参加するPoW(Proof of Work)よりも効率的に処理を行うことが可能となり、結果としてトランザクションの処理速度が向上します。そのため、EOSは1秒あたり数千件以上のトランザクションを処理することができ、これがビジネスの現場での利用に適している理由の一つとなっています。

取引手数料が無料の理由

EOS(イオス)の取引手数料が無料なのは、その独特なネットワーク設計によるものです。

他の仮想通貨と異なり、EOSは「バンド幅」と「ストレージ」を資源として扱い、EOSを所有しているユーザーはこれらの資源を保有することになります。そのため、ユーザーは自身の保有するEOSに応じて、取引処理能力やストレージ容量を割り当てることができます。これにより、手数料を支払うことなくトランザクションを行うことが可能となり、無料の取引が実現しています。このシステムは、ユーザーにとって大きなメリットをもたらし、EOSの魅力的な特徴の一つとなっているのです。

DPoSを採用している意義

EOSはDelegated Proof of Stake(DPoS)という独自の合意形成アルゴリズムを採用しています。これは、全ユーザーから選ばれた一部のユーザー(代表者)だけがブロックを生成するシステムで、これによりトランザクションの処理速度が高速化されます。

また、DPoSは中央集権化を防ぐ役割も果たしています。なぜなら、代表者は全ユーザーから選ばれ、その行動が不適切な場合は追放されるため、公正な運営が求められるからです。さらに、EOSのDPoSは、トランザクション手数料を無料にすることで、ユーザーにとっての利便性を高めています。これらの要素が、EOSの仮想通貨としての魅力を高めています。

EOS(イオス)の価格推移

【仮想通貨EOS(イオス)全期間価格推移(CoinMarketCap)】

EOS(イオス)の価格は2024年1月3日現在122.53円です。

2017年の発行当初は1EOSあたり約110円でしたが、2017年10月24日に最安値の70円をつけています。

2018年の仮想通貨ブームに乗じて2018年4月29日に最高値の3,349円を記録。

その後は市場の上げ下げと連動して、2021年には1,250円まで上昇を見せました。

その後は2022年の暗号資産市場の冷え込みと共に価格は下落しましたが、最安値よりは30%高いレンジで一定の価格を維持しています。

次に2023年から2024年初頭にかけての価格推移を見てみましょう。

【仮想通貨EOS(イオス)過去1年間価格推移(CoinMarketCap)】

2023年10月には、80円に近づきましたが、仮想通貨全体の上昇に伴い2024年にむけて上昇基調にあることが分かります。

この価格推移は、EOSの技術的な特徴や開発元の信頼性が市場から評価されていることを示しており、今後のさらなる価格上昇の可能性を秘めています。

EOS(イオス)の将来性と見通し

上図はUSの著名な暗号資産価格予測サイトのTechNewsLeaderのものです。分かりやすいように現在価格に対する倍率で表したものが下表になります。

X年後倍率
1.7倍
5.6倍
1025.0倍
         【仮想通貨EOS(イオス)10年後価格予測】

かなり強気な予測ですね。

強気予想の根拠

  • 高速なトランザクション処理能力
  • EOSは、分散型アプリケーション(dApps)の開発を容易にする
    • EOSプラットフォームは、企業や開発者にとって魅力的な選択肢となっている
  • EOSの開発元であるBlock.one社の技術力、ビジョンと明確なロードマップの提示が評価されている
  • ゲームやソーシャルメディア、データ共有などの分野での利用が増えており、その実用性が証明されつつある

EOS(イオス)のネガティブなニュースと影響

EOSブロックチェーンは、その成長過程でいくつかのネガティブな事件に直面しました。

これらの事件はEOSのセキュリティや信頼性に関する重要な問題を提起し、EOSチームはこれらに対処するための対策を講じています。

今のEOSはこれらの教訓を生かして、高い安全性をもっています。

ハッキング被害とその対策

2019年にEOSは複数のハッキング事件に遭遇しました。これらの攻撃は、EOSプラットフォーム上のセキュリティの欠陥を悪用したものでした。

EOSはこれに対し、セキュリティプロトコルを強化し、ネットワークの監視を厳格化することで対応しました。また、コミュニティに対するセキュリティ意識の向上にも力を入れています。

ハッキングはブロックチェーン技術における重要な問題です。

次に、EOSが直面した別の大きな問題について見てみましょう。

中国のポンジスキーム「PlusToken」事件と影響

「PlusToken」とは、2019年に中国で発生した大規模なポンジスキームで、EOSを含む複数の暗号通貨がターゲットとなりました。この事件により、約20億ドル以上が不正に集められ、多くの投資家が被害を受けました。

EOSは、このような詐欺を防ぐために、ユーザーへの教育を強化し、プラットフォーム上での異常な取引パターンの監視を強化しました。

次に、EOSが直面した法的な問題に焦点を当てます。

投資家からの訴訟とその結果

EOSはまた、2018年に投資家から訴訟を受けました。この訴訟は、EOSのICO(初期コインオファリング)が米国の証券法に違反していると主張するものでした。EOSはこの問題を解決するために、訴訟に積極的に対応し、ICOの運営に関する透明性を高めました。

最後に、EOSがどのように出口詐欺の問題に対処しているかを見ていきましょう。

出口詐欺事件とその対策

出口詐欺(Exit Scam)は、特にブロックチェーンや暗号通貨の分野で見られる詐欺の形態です。この詐欺では、企業やプロジェクト運営者が投資を募り、一定の資金を集めた後に突然姿を消し、投資者を資金と共に置き去りにします。

EOSは、このような出口詐欺を防ぐために以下のような予防対策を講じています:

  1. 教育と啓発:投資者に対し、プロジェクトに投資する前に十分なリサーチを行うように警告し、どのような兆候が詐欺を示唆するかについての情報を提供しています。
  2. コミュニティの協力:EOSコミュニティは、怪しいプロジェクトや詐欺の可能性について議論し、情報を共有することで、メンバーがリスクを識別しやすくなるよう努力しています。
  3. プラットフォームのモニタリング:EOSはプラットフォーム上の異常な動きや取引パターンを監視し、詐欺的な行為を早期に特定しようとしています。

これらの対策により、EOSは出口詐欺のリスクを減少させ、投資者がより安全にプラットフォームを利用できるように努めています。

EOS(イオス)の買い方と取引所:日本のBitTradeが扱い開始

仮想通貨EOS(イオス)の購入は、国内外の仮想通貨取引所で可能です。

大きなニュースとしては、日本で最大の取引銘柄数(32)を誇る、BitTradeが2023年9月から取扱いの開始を発表したことです。

購入手順は、まず取引所に登録し、必要な身分証明書を提出して本人確認を行います。その後、円を入金し、取引所内でEOSを購入します。初めての方でも手順はシンプルなので、安心して取引を始められます。

EOS(イオス)に関するQ&A

  • EOSのトランザクション費用
  • エレメンタルバトルというEOSのゲーム
  • 開発元であるBlock.one社がEOSをどうコントロールするか

などのトピックをカバーします。

EOSトランザクションの費用はいくらですか?

EOSの一番の特徴は、トランザクションには手数料がかからない事です。

多くの仮想通貨では取引ごとに手数料が発生しますが、EOSではユーザーがトークンを保有している限り、トランザクション費用は無料です。これはEOSのネットワークリソースを利用するための「ステーキング」というシステムによるもので、EOSを保有することでその分のネットワークリソースが確保され、そのリソース内であればトランザクション費用が発生しません。これにより、ユーザーは安心して取引を行うことが可能となります。

エレメンタルバトルとは何ですか?

エレメンタルバトル(Elemental Battles)とは、ブロックチェーン初心者の開発者向けに作られた、ステップバイステップのチュートリアルでゲーム開発を兼ねています。ファンタジーの世界で、木、水、火の力を使って、ブロックチェーンの基本を学び、EOSIOで初めてのゲームを作る中でEOSIOのブロックチェーンが学べます。

Block.one社はEOSをコントロールするか?

Block.one社が直接EOSをコントロールするかという疑問について、基本的には否と言えます。EOSの設計思想は分散型で、Block.one社は開発者でありながらも、ネットワークを直接操作する権限は持っていません。EOSの運営は全世界のEOS保有者と21のブロックプロデューサーによって行われているのが特徴です。ただし、Block.one社はEOSのプロトコルの改良やアップデートを提案する立場にあり、その影響力は無視できません。この辺りは仮想通貨EOSのユニークな面でもあります。

まとめ:EOS(イオス)の将来性は明るい

仮想通貨EOS(イオス)の将来性は、多くの要素から見て明るいと言えるでしょう。高速なトランザクション、無料の取引手数料、DPoSの採用など、他の仮想通貨と比較しても優れた特徴を持っています。

開発元のBlock.one社が積極的にEOSの実用化を進めており、その評価も格付け機関から高く評価されています。ネガティブなニュースも存在しますが、日本の暗号資産取引所のBitTradeに上場することで払拭されるでしょう。

EOSのロードマップや将来予想を見る限り、EOSの可能性は広がり続けていると感じられます。

仮想通貨としてのEOSの価値は、これからも確実に成長していくことでしょう。

BitTradeに口座を開設して、日本円で仮想通貨EOS(イオス)を購入されてはいかがでしょうか?