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仮想通貨のAPYとAPRの意味は?違いや計算方法を初心者向けに解説

仮想通貨のAPYとAPRの意味は?違いや計算方法を初心者向けに解説

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悩むひと
悩むひと
仮想通貨の収益性ってどう見るんだろう。
  • 仮想通貨の収益性の目安を知りたい
  • APYとかAPRってわかりにくい

と考えているあなた。

仮想通貨で収益を上げたいと考えている方に必須の知識である、仮想通貨のAPY(年間収益率) とAPR(年換算利率)について解説します。

仮想通貨のAPY(年間収益率) とAPR(年換算利率)とは?

仮想通貨の稼ぎを評価する際の指標として使われるのがAPYとAPRです。

仮想通貨で稼ぐ場合のサービスは以下のように多様です。

  • 値上がり益
  • レンディング
  • イールドファーミング
  • 流動性ステーキング

それらのサービスを評価する際の指標がAPYとAPRです。どのサービスが有利なのかを判断するためにはこの二つの指標の意味をよく理解し、同じ指標を用いて判断するようにしてください。以下の3点にまとめて解説します。

  • APRは単利の年換算利率
  • APYは複利の年間収益率
  • APYとAPRの違いと換算式

APRは単利の年換算利率

 APRは「Annual Percentage Rate」の略で、単利で計算した年間の利率を指します。

例:元本100 ETHに対して、毎年10%の利息がつくと仮定
1年後に受け取る利益は
利益=元本xAPR=100 ETHx10%=10 ETH となります
毎年10 ETHずつ受け取れます

仮想通貨の場合はDeFi(分散型金融)に預けます。DeFiのイールドファーミングや流動性マイニングでは利息の受け取りは日単位、数日単位、週単位、月単位、四半期単位などと銀行とは比較にならないほど細分化されています。

APRが10%の場合には1日の収益は、

1日の収益=10 ETH/365日=0.0274 ETH/日

となります。

毎日の収益を受け取らずに元本に組み入れて再投資する複利方式だと、APRよりは複利計算に基づいたAPYの方が正確に収益を予測できます。

APYは複利の年間収益率

 APYは「Annual Percentage Yield」を指し、複利で計算した年間の収益率です。

複利の場合は、受け取る利息を元本に組み入れていくので、利息に利息がついていきます。

例:元本100 ETHに対して、毎年10%(APR) の利息がつくと仮定

出発時:100 ETH
1年目:100+100*0.1=110 ETH (APY=10%)
2年目:110+110*0.1=121 ETH (APY=10.25%)
3年目:121+121*0.1=133.1 ETH  (APY=10.337%)

APYの方がAPRよりも高くなっています。

仮想通貨の場合には、利息の受け取りは、毎日、毎週、毎月、半年、そして1年単位で行われます。毎日受け取った利息を運用に回すとAPYはAPRよりかなり高くなることがあります。

APYとAPRの違いと換算式

それでは仮想通貨の取引所AとBを比較してみましょう。どちらも毎週単位の複利方式で運用しているとします。

例:AはAPR50%で毎週再投資。
  BはAPY60%で毎週再投資。のどちらが有利でしょうか?

取引所再投資周期APRAPY
A毎週50%提示なし
B毎週提示無し60%
取引所AとBを比較

比較には「Convert APR to APY.」というAPRをAPYに換算するサイトを使います。

取引所AのAPYを計算します。このサイトにAPR=50%を入れて、
Compounding Frequency(利息の再投資周期)=Weekly を選ぶとAPYが出ます。

APR=50%の時のAPR 毎週複利で運用
取引所A: APR再投資の周期取引所A:APY
50.00%Weekly(毎週)64.48%
取引所AのAPRの計算

取引所AのAPY=64.48%>取引所Bの60%Aの方が収益性が高いのです。

念のために取引所BのAPRを計算します。同じサイトに APY=60% を入れて、Weekly を選ぶと
APR=47.93% となり、取引所Aに軍配が上がります。

この結果を埋めた表が次になります。

取引所再投資周期APRAPY
A毎週50%64.48%
B毎週47.93%60%
取引所AとBの比較完成版

APYとAPRの働きと使い方

暗号資産で収益を上げる方法として以下の3つを取り上げ、それぞれの場合にAPYとAPRの働きを見ていきます。

  • 暗号資産レンディングサービス
  • イールドファーミングの収益
  • ステーキングでの収益

暗号資産レンディングサービス

レンディングサービスは持っている仮想通貨を借りたい人に貸し出して収益を得ます。

金利は銀行よりも高く、仮想通貨取引所で5%未満、レンディング事業者では8%もあります。日本でも大手の取引所は金利は違いますがほとんどレンディングに参入しています。

手続きはとても簡単で設定した後は放置しておくだけで増えていきます。

これだけですと良い点ばかりですが、デメリットもあります。まず、仮想通貨の価格変動により損失を被る可能性があります。貸出中は途中で引き出すことができません。下落相場でも売れないのです。
取引所の倒産により返金されないリスクは、大手が経営する取引所ですとその心配は低いでしょう。

レンディングの収益の計算は、決められた期間に対する年換算の利回りであるAPRが提示されることがほとんどです。

主な事業者は:

などがあります。

イールドファーミングの収益

イールドファーミングとは、仮想通貨を分散型取引所(DEX)に貸し出して流動性を提供して収益を得るサービスを指します。

DEXには中央の管理者がいませんので、取引に必要な仮想通貨もユーザー同士で持ち寄ります。

その際にユーザーは自分の仮想通貨をDEXの流動性プールに預けて、他のユーザーが取引できるようにします。その対価として利息を受け取ります。利息はDEXのサービス(スワップなど)を利用したユーザーの手数料の一部が当てられます。

残念ながら、イールドファーミングサービスを提供しているのは海外のDEX事業者であり、日本の法律に準拠しているわけではないので自己責任で行う必要があります。

次の表は代表的なDEXである、SushiSwapのイールドファーミングのAPR表です。あらかじめ指定された通貨ペアを預け入れることによって報酬が得られます。

DEXのSushiSwapのイールドファーミングAPR
SushiSwapのイールドファーミングの利回り表

報酬の利回りはAPR(年換算利率)で表示されています。赤線で示したように年間100%を超えるようなペアもあります。

ステーキングでの収益を見る

ステーキングは特定の仮想通貨を預け入れて運用益を得る方法です。どの仮想通貨でもOKというわけではなく、参加しているブロックチェーンの承認方法としてPoSを採用していることが条件です。

ビットコインはPoWなのでステーキングはできません、イーサリアム2.0はPoSなのでOKです。さきほどのイールドファーミングは海外取引所しか扱っておらずハードルは高いですが、ステーキングは国内取引所でも可能です。

例えばGMOコインでは対象の暗号資産を購入または預入するだけで、毎月10日にAPR(年換算利率)で1.3%~7.2%程度のステーキング報酬が得られます。

仮想通貨名ステーキング報酬(APR)
コスモス(ATOM)6.5%~7.2%
ポルカドット(DOT)4.4%~5.3%
シンボル(XYM)3.2%~4.5%
テゾス(XTZ)2.1%~4.3%
クアンタム(QTUM)1.3%~4.2%
カルダノ(ADA)2.5%~3.5%
GMOコインが公表しているステーキング銘柄の報酬年率

まとめ:APY・APRの意味や換算方法を理解しましょう

 ここでは、仮想通貨で収益を上げたいと考えている方に必須の知識である、仮想通貨のAPY(年間収益率) とAPR(年換算利率)について解説しました。

仮想通貨で収益を上げる方法は、レンディング、イールドファーミングやステーキングと種々あります。

それらを比較する際には同じ尺度を用いるようにしてください。

その為に便利な、「APR⇔APYコンバータ」も紹介しましたのでご活用下さい。

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