仮想通貨Flare(FLR)とは?特徴や買い方と価格推移・将来性を徹底解説
仮想通貨Flare(FLR)は2023年に登場し、短期間で大きく動いています。
注目は、Flareがイーサリアム互換でありながら、ガス代(手数料)を大きく低減しようとしている点です。これにより、FlareはDeFi(分散型金融)やNFT(非代替可能トークン)の取引をより効率的かつ低コストで行える可能性を秘めています。
大手取引所CoinbaseがFlareの上場を検討していることが公になり、2023年3月には価格が一時的に上昇しました。
XRPとの連携もFlareの価値を高め、XRPホルダーにはFlareトークンがエアドロップされました。
この記事では、Flareの特徴、買い方、価格の推移、そして将来性について詳しく解説し、投資家にとってのFlareの魅力を明らかにします。
もくじ
仮想通貨Flare(FLR)とは?
トークン名称 | Flare |
仮想通貨シンボル・単位 | FLR |
総供給量 | 1005.6億UNI |
価格(FLRの円価格)@2023/10/25 | ¥1.41 |
過去最高値@Jan 10, 2023 | ¥11.92 |
過去最低値@Oct 20, 2023 | ¥1.24 |
時価総額@2023/10/25 | 375.7億円 |
市場ランキング@2023/10/25 | 112位 |
公式リンク | https://ja.flare.network/ |
Flare(FLR)はFlare Networkのネイティブトークンであり、XRP、Litecoin、Stellarなどのネットワークへのスマートコントラクト機能の実装を目指しています。
このトークンはステーキングやガバナンスの目的で使用され、FLRの保持者はネットワークの意思決定プロセスに参加し、トークンをステーキングしてネットワークをセキュアに保つことで報酬を獲得することができます。
安全かつ分散されたスマートコントラクトネットワークを構築するために設計され、XRPとLitecoinとの連携を通じて、この目的を実現しようとしています。
2020年12月にはXRP保有者を対象にFLRのエアドロップ(無償配布)が発表され、2023年1月10日に15%が配付されました。
これによりXRPコミュニティの中でFLRとFlare Networkに対する関心が高まりました。
日本でも8つの仮想通貨取引所がFLRを上場させたのもこのエアドロップに対応するためです。
Flare(FLR)の特徴
Flare Networkは、「Connect everything(すべてをつなぐ)」をコンセプトに掲げた、相互運用性に焦点を当てているL1チェーンです。Flare(FLR)の特徴を以下の順で説明します;
- 異なるブロックチェーン同士の相互運用可能性:Flareは様々な仮想通貨の利点を統合します
- EVMの搭載:Ethereumのスマートコントラクト機能を実装しているため、DAppsの開発や運用も可能
- 独自のコンセンサスアルゴリズムの採用:これにより高いセキュリティと効率性を両立
異なるブロックチェーン同士の相互運用可能性
Flareは、異なるブロックチェーンをつなげることを重視している特別なネットワークで、これにより異なるブロックチェーン同士がお互いに話すことができます。
Flare Networkは、特別な方法でデータを収集し、拡張可能なスマートコントラクト(自動で動くプログラム)を使って、プロジェクトの範囲を広げて、多くのエコシステム(各ブロックチェーンのコミュニティ)にサービスを提供できるようにしています。
具体的には、Flareには「State Connector」と「Flare Time Series Oracle(FTSO)」という2つの特別なデータ収集方法があります。これらの方法は、開発者が強固で分散型のアプリケーションのエコシステム(アプリケーションのコミュニティ)を作成することを支援しています。
Flare Networkは、異なるブロックチェーンやインターネット上のデータと連携して、実際の日常の用途に役立つアプリケーションを作成することを目指しています。
これらの機能により、Flareは異なるブロックチェーンプロジェクト間での良いコミュニケーションと協力を促進し、ブロックチェーンの全ての可能性を活かすことができます。
EVMの搭載
Flare(FLR)は、イーサリアム仮想マシン(EVM:Ethereum Virtual Machine)を搭載し、イーサリアム上の主なツール、アプリなどの構成要素をそのまま使えます。
具体的には、EVMの搭載により、ETHのツールを簡単に移植でき、スマートコントラクトを記述するための代表的なプログラム言語を使えます。これにより、開発者はFlareブロックチェーン上でEVMを利用してスマートコントラクトを実装できます。
また、Flare Networkの開発は、パブリックとプライベートの両方でスマートコントラクトが使えることを目指しています。
これらの特徴により、Flareは、イーサリアムの強力なスマートコントラクト機能と、それに関連する開発エコシステムを利用しながら、独自のブロックチェーンプロジェクトを進めることができます。
このように、EVMの搭載は、Flareがさらに実用的で、開発者にとってアクセスしやすいプラットフォームとなることを意味します。これはFlare(FLR)の魅力の一部とも言えるでしょう。
独自のコンセンサスアルゴリズムの採用
Flareは、特別な合意形成の方法であるFederated Byzantine Agreement(FBA、連邦ビザンチン合意)を使っています。
通常のブロックチェーンで使われる、Proof of Work(PoW)や Proof of Stake(PoS)とは異なり、以下のような特徴があります:
- 経済的インセンティブ不要:トランザクションの承認にお金を使わないので、コストを抑えられます。
- 速度と安全性向上:トランザクションの処理が早く、安全性も高まります。
- 改ざん防止:取引データの改ざんが非常に難しくなります。
Flareの独自のコンセンサスアルゴリズムは、トランザクションの速度、セキュリティ、およびコスト効率の向上を実現し、利用者にとってのメリットをもたらしています。
日本で8つの仮想通貨取引所に上場
Flare(FLR)が日本の多くの取引所で上場した理由はいくつかあります:
- スマートコントラクトの実装:Flareは、スマートコントラクトの安全な分散型ネットワークを構築し、Ripple、Litecoin、Stellarcoinなどを実装するプロジェクトであるため、その高い機能性が評価されました。
- エアドロップ:Flare Networkは、2020年12月12日をスナップショット(権利確定日)とし、2023年1月にFLRのエアドロップを実施しました。このエアドロップにより世界中の暗号資産取引所がFLRの配布を受ける運びとなったため、日本国内でも積極的なFLRの上場が行われました。
- 相互運用性:Flare Networkは、「Connect everything(すべてをつなぐ)」をコンセプトに掲げた、相互運用性に焦点を当てているL1チェーンであること。
これらの要素が、Flare(FLR)が日本の多くの取引所で上場される理由です。
Flare(FLR)を購入できる取引所
Flare(FLR)を取り扱っている日本の取引所は以下の通りです。
- Coincheck(コインチェック)
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
- BitTrade(旧Huobi Japan(フォビジャパン))
- bitFlyer(ビットフライヤー)
- bitbank(ビットバンク)
- SBI VC Trade(SBI VCトレード)
- BITPOINT
それぞれの取引所は、ユーザーインターフェースや手数料、セキュリティ対策などに違いがありますので、自身の投資スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。また、取引所を選ぶ際には、サポート体制や取引量も重要な要素となります。これらの取引所でFlare(FLR)を購入することで、ブロックチェーン間の相互運用性を追求するこの新たな仮想通貨を自身のポートフォリオに加えることが可能です。
Coincheck
Coincheckは、日本国内の仮想通貨取引所の中でも特に人気があり、多くのユーザーに利用されています。
その理由の一つに、スマホでの操作性の高さがあります。スマホアプリのダウンロード数はNo.1です。
口座開設の詳細は以下を参照ください;
DMMBitcoin
DMM Bitcoinは、日本国内でも大手の仮想通貨取引所で、ユーザーフレンドリーなインターフェースと、手厚いカスタマーサポートが特長で、初心者にも安心して利用できます。
GMOコイン
GMOコインは、日本国内の仮想通貨取引所の中でも、取り扱い通貨数が24種類と豊富で、ユーザーの利便性を重視したサービスを提供しています。Flare(FLR)もその一つで、ユーザーは簡単な操作で購入できます。
BitTrade
BitTrade(旧Huobi Japan(フォビジャパン))は取引銘柄数日本最多を誇ります。海外の大手取引所HTXの子会社です。
bitbank
bitbankは日本国内でも人気のある取引所で、その理由は手数料の安さと使いやすさにあります。特に、初心者の方でも取引しやすい直感的なUIが特徴的です。さらに、bitbankは仮想通貨の種類も豊富です。
bitFlyer
国内最大級の仮想通貨取引所として知られるbitFlyerは、その信頼性の高さから多くのユーザーに利用されています。その直感的なユーザーインターフェースと高いセキュリティが魅力的です。
BITPOINT
BITPOINT(ビットポイント)は、「現物取引に掛かる手数料が全て無料」という事でユーザーから支持を得ている取引所です。アルトコインに強い取引所とも言われています。
Flare(FLR)の購入方法
Flare(FLR)の購入方法は、まず選んだ取引所で口座を開設し、必要な資金を入金します。取引所はCoincheckやDMM Bitcoin、GMOコイン、bitbank、bitFlyerなどがあり、それぞれのサイトで手続きを進めることができます。
以下の順で説明します;
- 口座開設方法
- 購入資金の入金方法
- 数量指定による購入方法
口座開設方法
Flare(FLR)の購入にはまず、仮想通貨取引所で口座を開設することが必要となります。
取引所によりますが、基本的には公式ウェブサイトから「新規登録」や「口座開設」のボタンをクリックし、必要事項を入力していくことで進めます。
個人情報(氏名、生年月日、住所、電話番号等)の入力の他、メールアドレスやパスワードの設定、そして本人確認書類の提出が必要となるケースが多いです。
本人確認書類は運転免許証やパスポート、健康保険証などが一般的。
口座開設後はすぐにFlareの購入が可能となりますが、取引所によっては一定の審査期間が必要な場合もありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
購入資金の入金方法
Flare(FLR)の購入には、まず取引所に資金を入金する必要があります。一般的に、日本の取引所では、銀行振込やクレジットカード、デビットカードを利用して入金することが可能です。
具体的な手順は取引所により異なりますが、大抵はアカウントにログイン後、「入金」や「資金管理」のメニューを選択し、指示に従って進めます。
なお、一部の取引所では購入前に本人確認が必要となる場合がありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。また、各取引所での入金限度額、手数料、反映時間についても確認しておきましょう。
数量指定による購入方法
仮想通貨Flare(FLR)の数量指定購入方法について説明します。
まず、取引所の購入画面にアクセスし、購入したい仮想通貨を「Flare」または「FLR」から選択します。
次に、数量指定欄に購入したいFLRの数量を入力します。数量は自由に設定できますが、購入金額はその時点のFLRの価格によって変動します。
購入数量を入力したら、「購入」ボタンをクリックします。これで注文が成立し、指定した数量のFLRがあなたのウォレットに入ります。
この方法は簡単で、自分の予算に合わせてFLRを購入できるのが魅力です。ただし、価格変動によるリスクもあるため、予算管理には注意が必要です。
Flare(FLR)の価格推移
Flare(FLR)は2022年4月にローンチされました。23年1月10日に過去最高値の12円をつけた後、なだらかに下落しています。
過去最低価格は2023年10月20日の1.24円で、10月25日現在の1.4円も底値圏にあります。親会社であるリップル社の仮想通貨XRPが上昇傾向であることと逆の反応です。
2023年10月13日、Flare Networkは、エコシステムの健全性を支えるために21億FLRトークンをバーン(焼却)すると発表しました。これはFLRの価格を下支えすると期待されています。
Flare(FLR)の将来性
上図はUSの著名な仮想通貨価格予想サイト、TechNewsLeaderの予想です。このままではわかりにくいので現在価格に対する倍率で表したものが下表です。
X年後 | 倍率 |
1 | 2.3 |
5 | 6.7 |
10 | 27.3 |
今は過去最高価格12円の約1/8ですので、将来最高価格の3倍まで上昇するという強気の予測です。
その背景として以下の順で説明します;
- 段階的なエアドロップの可能性
- 仮想通貨取引所への上場予定
- 他ブロックチェーンとの競争状況
- 関連プロジェクトの開発予定
段階的なエアドロップの可能性
仮想通貨Flareは、ユーザーに対して定期的にエアドロップを行う計画を発表しています。
エアドロップとは、特定の条件を満たしたユーザーに対して、無料で仮想通貨を配布する行為のことを指します。これにより、Flareの流通量が増え、ユーザー間での取引が活発化することが期待されます。
2020年12月12日に仮想通貨XRPを保持していた人々は、ついに2023年1月10日、Flare($FLR)トークンのエアドロップを受け取り始めました。仮想通貨の総供給量の15%がスナップショット時点の保持者に送られ、残りは次の3年間にわたって配布される予定です。
仮想通貨取引所への上場予定
2023年3月28日、Flareの価格は0.04ドル(約5.3円)に上昇し、この日だけで約23%の上昇幅がありました。この価格上昇の主な理由は、米国の大手取引所CoinbaseがFlareトークン(FLR)を上場候補にしたことでした。また、FLRはイーサリアムと互換性があり、イーサリアムの高いガス料(手数料)の問題を解決する可能性があるため、注目を浴びています。
他ブロックチェーンとの競争状況
仮想通貨Flare(FLR)は、他のブロックチェーンとの競争状況にも注目が集まっています。Flareは、EthereumやBitcoinなどの既存の仮想通貨と直接競争するのではなく、これらのブロックチェーンと相互運用することを目指しています。Flareの特徴的な機能である異なるブロックチェーン同士の相互運用可能性は、他の仮想通貨が持っていない、独自の競争力をFlareに与えています。これにより、Flareは他のブロックチェーンと協力し、それぞれのブロックチェーンの強みを活かした新たな価値を創出する可能性を秘めています。
関連プロジェクトの開発予定
Flareの関連プロジェクトとして注目されているのが、Flare FinanceというDefiプロジェクトです。Flareネットワーク上で動作する6つの異なるデジタル資産を使用したデジタル金融製品を提供する予定で、ユーザーはFlareネットワーク上での資産管理を一元化できます。また、Flareネットワークは、既存のスマートコントラクトプラットフォームとの相互運用性を追求しているため、新たなプロジェクトの開発にも期待が集まっています。これらの開発はFlareの価値を高め、仮想通貨市場におけるその地位を強化する可能性を秘めています。
Flare(FLR)に関するよくある質問
仮想通貨Flare(FLR)についてのよくある質問をまとめてみました。
- FLRのエアドロップは今からでももらえますか?
- Flareネットワークのソングバードとは何か?
- Flareの最新ニュースをどこで確認できるのか?
- Flareの現在価格は日本円でいくらなのか?
FLRのエアドロップは今からでももらえますか?
2020年12月12日に仮想通貨XRPを保持していた人々以外は難しいでしょう。
Flare(FLR)のエアドロップは、2023年1月9日に開始され、総量28.5B FLRのうち15%が当初配布され、残りはその後36ヶ月間にわたって毎月配布される予定です。
日本国内の取引所でも2023年1月にエアドロップ配布が開始されており、残り85%を受け取るためのルールを決める行動が発生しています。また、2023年2月10日にFlare Networkは、FLRトークンの配布方法に関する改善提案「FIP.01」を承認し、これに関する内容が公開されました。
これらの情報から、今からでもFLRのエアドロップを受け取ることが可能である可能性がありますが、具体的な方法や条件はFlare Networkの公式情報や、参加している取引所のアナウンスメントを確認することをお勧めします。また、各取引所によっては、特定の条件を満たすことでエアドロップを受け取ることができるかもしれません。
Flareネットワークのソングバードとは?
Flareネットワークのソングバードは、Flareのテストネットとして機能する仮想通貨です。ソングバードの目的は、Flareネットワークの新機能を安全にテストし、ユーザーや開発者がこれらの機能を理解し利用するための環境を提供すること。ソングバードはFlareと同じ技術を採用しているため、Flareの可能性を最大限に引き出すためのプラットフォームとして、ユーザーや開発者に評価されています。重要なことは、ソングバード自体も価値を持つ仮想通貨で、Flareと同じく取引所で取引可能です。ソングバードを通じてFlareの特徴や機能を理解し、仮想通貨投資の一環として活用することが可能です。
Flareの最新ニュースを確認する方法
Flare(FLR)の最新ニュースを確認するには、以下の方法があります:
- 仮想通貨ニュースサイト:「CoinPost」や「CRYPTO INSIGHT」などの仮想通貨専門のニュースサイトでは、Flareに関する最新情報が掲載されています。
- Flare Network公式ウェブサイト:Flare Networkの公式ウェブサイトでは、最新のアップデートや発表が行われます。
- SNS:TwitterやRedditなどのSNSでは、Flare Networkの公式アカウントから最新情報が発信されます。また、コミュニティメンバーからの情報共有も見られます。
Flareの現在価格は日本円でいくら?
Flare(FLR)の現在価格は、2023年10月26日段階で、1.46円です。
最新の価格情報は取引所のウェブサイトや仮想通貨情報サイトをチェックすることをおすすめします。CoincheckやbitFlyerなどの大手取引所では、リアルタイムで価格情報が更新されています。
また、CoinMarketCapなどの仮想通貨情報サイトでは、Flareの価格だけでなく、取引量や時価総額などの詳細なデータも閲覧可能です。
Flareの価格をチェックする際は、日本円表示に切り替えることを忘れないようにしましょう。これらの情報を参考に、Flareの投資タイミングを見極めることが大切です。
まとめ:Flare(FLR)の特徴、買い方、価格推移、将来性
Flare(FLR)は、異なるブロックチェーン間の相互運用性の実現を目指したプロジェクト、Flareネットワークのガバナンストークンです。
EVMの搭載や独自のコンセンサスアルゴリズム(FBA)を採用し、リップルブロックチェーンのXRP上でスマートコントラクトの実装を目指しています。高速・低料金のトランザクションを実現しました。
Coincheck、DMM Bitcoin、GMOコイン、BitTradeなど、日本国内の8つの取引所で購入可能です。
価格推移は2023年1月の高値から1/8下落して、1.4円付近で安定しています。今が底値圏でしょう。
段階的なエアドロップの可能性や他ブロックチェーンとの競争状況、関連プロジェクトの開発予定など、将来性は大いに期待できる通貨と言えるでしょう。
仮想通貨Flare(FLR)を今の段階で少しでも買って将来の値上がりを待ちたいという方は、まず国内取引所Coincheckで口座を開設してはいかがでしょうか?
Coincheckでの口座開設の詳細は以下の記事を参照ください;