仮想通貨Nervos Network(CKB)とは?特徴や将来性をわかりやすく解説
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仮想通貨Nervos Network(CKB)ってなんだろう、日本でも買えるのかなと思っておられる方も多いのではないでしょうか?
仮想通貨Nervos Network(CKB)は、複数のブロックチェーン間の相互運用を可能にします。
イーサリアムやカルダノといったブロックチェーンとも連携し、中国の国家プロジェクトであるBSNと統合しました。
日本の取引所では取扱はありません。でも実はかんたんに買う方法があります。
それは、国内仮想通貨取引所「Coincheck」と海外仮想通貨取引所「Bybit」を使うこと。
Coincheck(コインチェック)でビットコインを買って、それをBybit(バイビット)に送金して、CKBに交換します。
この記事では、仮想通貨初心者のかたにもわかるように、この画期的な仮想通貨Nervos Network(CKB)の仕組み・特徴と買い方を紹介します。
この記事でわかること↓
- 仮想通貨Nervos Network(CKB)とは、価格の動き、将来性
- 仮想通貨CKBの買い方
記事を読んで、サクッとCKBを手に入れてください。
もくじ
仮想通貨Nervos Network(CKB)とは?概要説明
仮想通貨CKBはNervos Networkのネイティブトークンです。価格は2.85円(2024年5月7日)、時価総額は1,259億円(100位)と中堅どころです。
トークン名称 | Nervos Network(相互運用性向上)パブリックブロックチェーンエコシステム |
仮想通貨シンボル・単位 | CKB(CKByteの略) |
ブロックチェーン | 独自ブロックチェーン |
総供給量 | 43,510,781,425 CKB |
価格(1CKBの円価格)@2024/5/7 | ¥2.85 |
過去最高値@Apr 01, 2021 | ¥6.80 |
過去最低値@Dec 20, 2022 | ¥0.32 |
時価総額@2024/5/7 | 1259億円 |
市場ランキング@2024/5/7 | 100位 |
公式リンク | https://www.nervos.org/ |
仮想通貨Nervos Network(CKB)は、複数のブロックチェーン間の相互運用を可能にするために誕生しました。
ブロックチェーンにはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)などがあります。これらは相互に互換性がなく、別々のウォレット、トークンなどを使う必要があるのです。
異なるブロックチェーン間ではトークンやデータのやり取りができないといった問題も起こります。
Nervos Networkによって異なるブロックチェーン間の相互運用性が高まるのです。Nervos Network以外には、Cosmos、PolkadotやAvalancheなどが相互運用性の問題解決に取り組んでいます。
仮想通貨Nervos Network(CKB)の特徴と仕組み
Nervos Networkは異なるブロックチェーン間の相互運用性向上に特化したシステムです。プロジェクトは中国とアメリカに拠点を持っています。
仮想通貨Nervos Network(CKB)の特徴と仕組みを以下の3点から説明します。
- L1とL2の2層構造を使用して相互運用性向上
- コンセンサスアルゴリズムはPoWを選択
- イーサリアムが持つ課題を解消
1.L1とL2の2層構造を使用して相互運用性向上
ブロックチェーン間の相互運用性実現のために、Nervos Networkは2層のネットワーク構成を採用しています。
1層目はL1と呼ばれ、ブロックチェーン上の取引の合意(コンセンサス)や安全性(セキュリティ)を担います。しかしビットコインのようなL1だけのブロックチェーンですと処理は1秒間に7個しか処理できず、かつ膨大な電力を消費するという弱点があるのです。
そこでNervos NetworkはL1を拡張するために多重構造を採用し、2層目(L2)を追加しました。主な処理はL2で実行して、手数料(ガス代)を大幅に減らし、処理能力を数桁上げました。
L1でセキュリティを担保し、L2で利便性の向上を達成しているのです。
2.コンセンサスアルゴリズムはPoWを選択
Nervos Networkは取引の承認(コンセンサス)を参加者から得る方法に、PoW(Proof of Work)を選択しました。PoWはビットコインが採用しているアルゴリズムです。ビットコインの対抗馬であるイーサリアムはPoS(Proof of Stake)を採用しています。
PoWのメリットは;
- セキュリティが高い
- 非中央集権的な仕組みである
ただ、処理に電力を食い、処理が遅いという問題があります。
Nervos Networkは、これらの問題を多層化してL2で主な処理を実行して解消しています。
3.イーサリアムが持つ課題を解消
Nervos NetworkがPoWを採用したのは、ビットコインに対抗して生まれたイーサリアムの課題である、拡張性(スケーラビリティ)問題を解決するためだと喧伝されています。
イーサリアムでは、ユーザー数が増加するとネットワーク全体のノードの検証作業も増え、処理能力が低下します。
イーサリアムはスマートコントラクトを採用しているので、トランザクションが実行されるごとに取引情報データが変化していくのです。
すると、ネットワーク全体でそれぞれのノードが検証作業をするため、スケーラビリティ問題が起こります。
スマートコントラクトはイーサリアム・ブロックチェーンの大きなメリットである半面、ネットワーク全体の性能低下を招いているのですね。
Nervos Networkは、イーサリアムの持つ課題をPoWを採用して解消しようとしているのです。
仮想通貨Nervos Network(CKB)の購入方法
残念ながら 仮想通貨CKBは、2023年12月現在日本国内の取引所での扱いはありません。しかし、以下の手順を踏めば海外の取引所で買う事が出来ます。
- 国内の仮想通貨取引所Coincheckでビットコインなどを購入
- 海外取引所Bybit(バイビット)に口座開設する
- 日本の取引所からBybitにビットコインを送金後、CKBに交換
①国内の仮想通貨取引所Coincheckでビットコインなどを購入
まず国内の暗号資産取引所でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などを購入します。
おすすめの取引所はCoincheckです。ドコモグループのマネックス証券傘下でもっとも信頼性が高く、かつ初心者にもやさしいのが特徴です:
口座開設から、入金、そして仮想通貨の購入方法は以下の記事を参照ください。
申込手順は非常にわかりやすく、順番にやっていくと簡単に口座開設できます。
本人確認は必須なので運転免許証、マイナカードやパスポートなどをスマホ経由で提出してください。
口座開設が終わると、次は日本円の入金です。銀行振込、コンビニ入金、クイック入金の3種類が選べるのが普通です。手数料が無料のものを選ぶようにしましょう。
次いで、入金した金額に応じたビットコイン(BTC)を購入して完了です。
仮想通貨の送金には送金手数料(ガス代)が発生しますのでその分も見込んで買っておきましょう!
最初はあんまり大きな金額ではなく、少額から始めて慣れたら徐々に増やしていくのがおすすめです。
②海外取引所に口座を開設する
仮想通貨Nervos Network(CKB)を取り扱っている海外の主な仮想通貨取引所で日本語対応もしているところは、Bybitです。
Bybitでの口座開設方法を説明します。
上にBybitの口座開設画面を示します。
Eメールアドレスとパスワードを入力して、手順通りに本人確認書類をアップロードすると口座開設完了です。全部日本語でできるので簡単ですね。
Bybitでの口座開設手順の詳細は以下の記事を参照ください;
③国内取引所から海外取引所へ送金してCKBを購入
日本の取引所でビットコインを購入した後、日本の取引所からBybitにビットコインを送金します。
まずBybitで入金を選んで、BTCを選ぶと入金用のアドレスが表示されますのでそれをコピーします。
日本の取引所Coincheckで暗号資産の送金を押下すると、送金先アドレスを登録、2段階認証後に審査(マネーロンダリングではないかと見ています)を経て、晴れて送金可能になります。
必要な送金金額を選んで申し込むと送金完了です。
BybitでBTCの入金が確認できたら、仮想通貨Nervos Network(CKB)へ交換していきます。仮想通貨の一覧ボードからCKBを選択し、数量を入力するか、BTCの数量を指定すれば購入は完了です。
記事を読んで、サクッとCKBを手に入れてください。
仮想通貨Nervos Network(CKB)の価格動向
仮想通貨CKB(Nervos)は2019年12月に、0.86円でローンチされました。その後、2021年1月26日にバイナンスに上場し、上場後の2021年4月に6.8円の過去最高値をつけています。
その後は、2022年の「仮想通貨冬の時代」の洗礼を受けて、2022年12月に過去最低値の0.32円を記録しました。
2024年5月7日現在は、2.85円と過去最低値の約9倍と健闘しています。
上位取引所は、Binance、 Bybit、 Bitrue、 CoinW とCoinMarketCapです。
仮想通貨Nervos Network(CKB)の将来性
- CMBIとの提携・投資ファンド立上げ
- カルダノとの提携
- 中国の国プロBSNとの統合
の3点で解説しますね。
CMBIとの提携・投資ファンド立上げ
Nervos Network(CKB)は、CMB International(CMBI)と共に、5,000万ドル(65億円)のファンドを2021年5月に立ち上げました。
CMBは中国有数の銀行であるChina Merchants Bankの完全子会社です。
InNervationと呼ぶこのファンドは、分散型アプリケーション(dApps)、分散型金融(DeFi)プロトコル、ブロックチェーンプラットフォーム、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスなどに重点的に投資しています。
中国という巨大市場に根ざしたファンドから生み出される新しいサービスによって、仮想通貨Nervos Network(CKB)の価値が高まるでしょう。
カルダノとの提携
Nervos Network(CKB)は、Cardano(カルダノ)ブロックチェーンとつなぐクロスチェーンブリッジを、2021年6月に発表しました。
このブリッジにより、ユーザーはNervosとCardanoのネイティブ通貨(CKBとADA)を相互利用できるようになりました。
Nervos NetworkのL1とL2の両方において、ADAは急速に拡大するDeFiアプリケーション全体で使用できるようになります。
Nervos Network(CKB)はCardanoのような有力な企業と提携を進めており、新しいDeFiサービスを展開していきます。
中国の国プロBSNとの統合
Nervos Network(CKB)は中国の国家プロジェクトである、BSN(Blockchain Based Services Network)との統合を発表しました。
中国はブロックチェーン技術の開発を競争力として注力しBSNを作りました。
BSNは、国家情報センター、チャイナモバイル、中国銀聯、レッドデータテクノロジーといった著名な事業体の連合が主導しています。
BSNは、開発者がワンストップであらゆるDappsを便利に低コストで展開する環境を提供します。
Nervos Network(CKB)は、BSNの最初のパートナーの一つに選ばれ、中国でトップのブロックチェーンチームの一つとみなされています。
BSNとの統合はNervos Network(CKB)に大きなメリットをもたらすと期待されています。
まとめ:仮想通貨Nervos Network(CKB)は着実な成長が見込まれる
仮想通貨Nervos Network(CKB)は、複数のブロックチェーン間の相互運用を可能にするために誕生しました。
イーサリアムやカルダノといったブロックチェーンとの連携を次々と発表し構想を実現しています。
Nervos Network(CKB)の将来性を見込んで、中国の国家プロジェクトであるBSNとの統合も果たしました。
今の価格は2.85円とピークの1/2.4と、健闘しており今後も堅実な成長性が期待されています。