【初心者向け】Metamask(メタマスク)にPolygon/Matic mainnetネットワークを追加する方法
- NFTの売買のために初めてMetaMaskを作ったけど、イーサリアムはガス代が高いらしいから安いPolygon(ポリゴン)を使いたい。
- MetaMaskにPolygon/Matic mainnetを接続したいが、失敗したくない。
この記事ではそんなMetaMask初心者の方にPolygon/Matic mainnetに接続する方法を説明します。
もくじ
MetaMask(メタマスク)とは?なにに使えるのか?
結論:MetaMaskは一つあるだけで、PC・スマホのどちらでも使え、複数の仮想通貨やNFTを保管・管理できる世界No.1のスグレモノウォレットなのです。
仮想通貨の取引には買った仮想通貨を保管するウォレット(財布)が必要です。
最も有名なのがMetaMaskで、月間2100万人以上が使っています。無料でGoogle Chromeなどのブラウザーの拡張機能でも、スマートフォンのアプリでも利用できるのが人気です。
MetaMaskは仮想通貨だけでなく、NFTなどの多くのブロックチェーンアプリに対応しています。
MetaMaskは、イーサリアムブロックチェーンに対応しており、その派生ブロックチェーンである、Polygon(ポリゴン)Matic mainnet、BSC(バイナンス)、Avalanche(アヴァランチ)などのトークンやNFTもまとめて管理できるのが大きなメリットとなります。
ただ最初はイーサリアム対応だけなので他のネットワークを使うためには、あらかじめ追加しておく必要があるのです。
Polygonと並んでよく使われる、BSC(バイナンススマートチェーン)をメタマスクに接続したい方は次の記事に詳細が図解で解説されていますので是非ご参照ください。
NFTのことを知りたい方は以下の記事を参照してください。
Polygon(ポリゴン)Matic mainnetとは?なぜ接続が必要なの?
Polygon(ポリゴン)ブロックチェーンはイーサリアムに比べて、ガス代(取引手数料)が安く処理能力が高いのが特徴です。
イーサリアムとの比較表を以下に示します。
項目 | Polygon | イーサリアム |
処理能力(1秒当たりのトランザクション処理能力) | 65,000件以上 | 約15~30件 |
ガス代(手数料) | 取引1件あたり数円~数十円 | 取引1件あたり500~5,000円 |
Polygonがかなり安いことが分かりますね。
NFTなどはイーサリアムで購入することが一般的ですが、ユーザーの悩みはガス代と呼ぶ取引手数料が高くて市場任せという事です。ガス代は数百円から数千円になることもあります。
その結果、多くのクリエイターがPolygon(ポリゴン)チェーンを使用してNFTの売買をするようになっています。
使われる仮想通貨はPolygon(ポリゴン)が発行したトークン、MATICです。
MATICはMatic mainnetネットワーク上でのみ使えます。
MetaMaskはネットワークの切り替え機能をもっているので、利用したいMatic mainnetネットワークに切り替えて使います。
その前にあなたのMetaMaskにPolygon(ポリゴン)Matic mainnetを追加・接続しておく必要があるのです。
Polygon(ポリゴン)Matic mainnetをMetaMaskに接続する手順
さあそれでは、Polygon(ポリゴン)をMetaMaskに追加していきましょう。
- MetaMask(メタマスク)口座を開設してイーサリアムを送付する
- MetaMask(メタマスク)にPolygon(ポリゴン)Matic mainnetを追加
- Polygon Matic mainnetの追加を確認
の流れで説明します。
MetaMask(メタマスク)口座を開設してイーサリアムを送付する
まず国内の仮想通貨取引所でイーサリアムを購入しておきます。MetaMaskはイーサリアム系仮想通貨に特化しています。
次にMetaMaskの口座を無料で開設します。スマホ上でも、PCのブラウザー(拡張機能として使えます)上のどちらで開設してもOKです。
秘密のリカバリーフレーズ(英単語12個)は、ウォレットを復元するときに必要となるので、厳重に管理・保管しておきましょう。これを知られたら、中身を全部盗まれても文句は言えない仕組みです。
ウォレットアドレスは「0xd」から始まる42文字になります。
MetaMask口座が開設出来たら、国内の取引所からイーサリアムをMetaMaskアドレスに送付しておきます。
MetaMaskにイーサリアムが届いたら以下のような画面になります。
MetaMask(メタマスク)にPolygon(ポリゴン)Matic mainnetを追加
MetaMaskをブラウザから開くと、先述のように右上に「イーサリアムメインネット」が今の接続ブロックチェーンですよと記載されています。
このままではPolygon(ポリゴン)Matic mainnetのチェーンにはつながりませんので、追加します。
MetaMaskの上の窓の「イーサリアムネットワーク」の下向き矢印をクリックします。
「ネットワークを追加」ボタンをクリックしてください。
「Polygon Mainnet」の右にある「追加」をクリックしてください。
ネットワーク名が「Polygon Mainnet」であることを確認して「承認」します。
Polygon Matic mainnetの追加を確認
「Polygon Mainnetに切り替える」ボタンをクリックします。
右上の表示が「Polygon Mainnet」となっていれば、Polygon(ポリゴン)のMatic mainnetが追加されています。
仮想通貨Maticでガス代が節約できる
Polygon(ポリゴン)はトークンとして仮想通貨Maticを発行しています。
トークン名称 | Polygon(ポリゴン) |
仮想通貨シンボル・単位 | MATIC |
ブロックチェーン | イーサリアム |
総供給量 | 100億MATIC |
価格(1MATICの円価格)@2024/5/13 | ¥103.89 |
過去最高値@Dec 27, 2021 | ¥455.39 |
過去最低値@May 10, 2019 | ¥0.47 |
時価総額@2024/5/13 | 1兆296億円 |
市場ランキング@2024/5/13 | 18位 |
公式リンク | https://polygon.technology/ |
仮想通貨の取引やNFTの購入などのブロックチェーン上での暗号資産の取引には必ずガス代という手数料がかかります。
MATICのガス代は約0.08〜0.09MATICと言われています。現在価格で約15円です。イーサリアムの最低数百円と比較するとかなり安くなっていることが分かります。
ガス代の安さが、Polygon(ポリゴン)Matic mainnetの大きな魅力で、多くのプロジェクトがPolygon(ポリゴン)上で稼働している大きな理由です。
まとめ:NFT市場拡大とともにPolygon MATICは成長する
Polygon(ポリゴン)ブロックチェーンはイーサリアムの高いガス代・処理渋滞などの問題を解決するために設計されました。
Polygon(ポリゴン)のガス代はイーサリアムに比べて大幅に安く、処理速度も速くなりました。
Polygonが発行する仮想通貨がMATICで、ネットワーク名は、Polygon(Matic)mainnet。
MetaMaskにPolygon(Matic) mainnetを追加することで取引手数料を大幅に節約できます。
以上、MetaMaskにPolygon(Matic)mainnetを追加する方法を説明しました。是非、OpenseaなどのNFTマーケットプレイスで売買をお楽しみください。
Polygonと並んでよく使われる、BSC(バイナンススマートチェーン)をメタマスクに接続したい方は次の記事に詳細が図解で解説されていますので是非ご参照ください。
NFTのことを知りたい方は以下の記事を参照してください。