【無料配布】仮想通貨Worldcoin(ワールドコイン/WLD)とは?虹彩スキャンでもらえる新たな暗号通貨
Worldcoinプロジェクトは、人々が「ユニークな個体」であることを認証するために虹彩をスキャンし、登録した人には無料で仮想通貨WLDを配布するプロジェクトです。
ChatGPTで一躍有名になったOpenAIのCEO、サム・アルトマン氏がWorldcoinというプロジェクトのために350億円以上を調達して、全世界展開しています。
2023年7月にメインネットをローンチし、2024年3月時点で400万人以上が参加しています。
この記事では以下の疑問に答えます。
- そもそもWorldcoin(ワールドコイン/WLD)とは何?
- 私ももらえるの?
- 日本ではどこでもらえるの?
さっさと虹彩スキャンをして、ワールドコイン (WLD)を受け取りたい方は、次の体験記を参考にしてもよりのOrb設置基地を訪問してください。
ワールドコイン の認証予約機能を知りたい方は次の記事に記載されています。
もくじ
Worldcoin(ワールドコイン/WLD)の概要と目標
- Worldcoin(ワールドコイン/WLD)とは何か?
- Worldcoin(ワールドコイン/WLD)の目標とツール
の2点から説明しますね。
Worldcoin(ワールドコイン/WLD)とは何か?
OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏が共同設立したWorldcoinは、その名の通り、全世界の人々に向けた暗号通貨プロジェクトです。
Worldcoinは、世界のデジタル経済にだれでもアクセスできるようにするという目的で設立された暗号通貨プロジェクトです。その中心的な特徴は、人々が「ユニークな個体であるだけで」トークンを無料で得られるというもの。
これを達成するために、Worldcoinは虹彩をスキャンする装置、「Orb」(上図)を使用して、各個人のアイデンティティを確認します。
Worldcoin(ワールドコイン/WLD)の目標とツール
このプロジェクトの最大の目標は、世界最大のアイデンティティおよび金融公共ユーティリティの構築です。
世界中の全ての人々がデジタル資産にアクセスでき、その利益を享受できる環境を目指しているのです。
そのために、Worldcoinは以下の3つの主要なツールを開発しています。
- World ID:プライバシーを保護したデジタルアイデンティティ。個々のユーザーが一意の存在であることを証明するために使用。
- Worldcoinトークン(WLD):Worldcoinトークンは全員に無料で配布されるデジタル通貨
- World App:World Appはこのトークンや他のデジタル資産を使ったグローバルな支払いを可能にします
Worldcoinの人認証のやり方とその装置
Worldcoinは、各個人の一意性を確認するために「Orb」と呼ばれるデバイスを使用します。この装置は、瞳孔の生物学的特性(虹彩)を利用して個人を認証し、その結果を基にデジタルなWorld IDを生成します。
World IDを取得するためには、ユーザーはWorld Appをダウンロードし、その後Worldcoin OperatorによるOrbによる認証を受ける必要があります。
Worldcoinの取り組みと進捗
2024年3月現在、Worldcoinは400万人以上のユーザー登録を達成しました。Orbは日本を含む20か国に設置されています。
多岐にわたるWorldcoin(ワールドコイン)の取り組みと活動進捗を以下の4点から解説します。
- WorldcoinがOptimism Collectiveを支援
- Worldcoinを支える組織
- Worldcoinの具体的な活動
- Worldcoinの会社の実態
WorldcoinがOptimism Collectiveを支援
Worldcoinは、Optimism Collectiveと協力して、Superchainビジョンを実現するために、World IDとWorld AppをOP Mainnetに移行しました。
これにより、WorldcoinはOptimism上に賛同する多くの開発者とユーザーとの接点を持つことになりました。
Worldcoinを支える組織
Worldcoinは、以下の2つの主要な組織によってサポートされています。
- Worldcoin Foundation:Worldcoin Foundationは、Worldcoinコミュニティが自立するまでを支援する非営利組織です。
- Tools for Humanity:Tools for Humanityは、Worldcoinプロトコルの初期開発を主導し、World Appを運営するなど、Worldcoinをサポートするツールの開発を続けています。
Worldcoinの具体的な活動
Worldcoinは2023年9月にメインネットワークを立ち上げました。その過程で種々の施策が打たれています。
- Orbの配布が拡大されました
- 公開透明性を高めるためにOrbのハードウェアはさらにオープンソース化される予定です
- World IDのソフトウェア開発キット(SDK)がリリースされ、Worldcoinプロトコルの全機能が解放される予定
Worldcoinの会社の実態
Worldcoinは現在、「Worldcoin Foundation」と「Tools for Humanity」という2つの重要な組織によって支えられています。
Worldcoin Foundationは、Worldcoinコミュニティが自立するまでの間、コミュニティを支援し、成長させるための非営利組織です。
Tools for Humanity (TFH)は、より公正な経済システムへの移行を加速するために設立されたグローバルテクノロジー企業です。TFHは、Worldcoinプロトコルの初期開発を主導し、Worldcoinプロトコルのツールを開発し続け、World Appを運営しています。
Worldcoinのプロトコル貢献者 – Tools for Humanity(TFH)
Tools for Humanity(TFH)とは?
Tools for Humanity(TFH)は、Worldcoinプロジェクトの主要な貢献者であり、Worldcoinプロトコルの初期開発を主導したグローバルな技術企業です。
TFHは、より公正な経済システムへの移行の加速を目指しています。これはWorldcoinのビジョンと深く結びついています。
TFHは、Worldcoinプロトコルをサポートし、その成長を推進するための重要なツールを開発しています。
その一つが、World Appの運用です。これは、Worldcoinトークン、デジタルアセット、ステーブルコインを使用したグローバルな取引を可能にする自己保管型のアプリです。
Tools for Humanityの役割とその人物
Tools for Humanityは、Alex BlaniaとSam Altmanによって共同設立されました。Blaniaは共同設立者兼CEOであり、Altmanは共同設立者兼会長です。
特にSam Altmanは、OpenAIのCEOでもあり、AIとブロックチェーン技術の交差点でのインパクトを追求しています。
二人のリーダーは、Worldcoinのビジョンを実現するための戦略的方向性を設定し、それを実現するためのツールを開発します。
TFHはWorldcoinプロジェクトの主要な技術パートナーとして機能し、より公正な経済システムを形成するためのプロダクトとサービスを開発しています。
両者とも、Worldcoinが提唱する、「だれもがデジタル経済へ公平にアクセスできる世界」というビジョンを追求しています。彼らは、ブロックチェーン技術と人間中心の設計原則を組み合わせることで、全人類がデジタル経済に参加できることを目指しています
Worldcoinの進展と今後の目標
Worldcoinプロジェクトの進展
Worldcoinプロジェクトは、OpenAIのCEOであるSam Altman氏が共同創設者として参画して、強力に推し進めています。彼の名声と専門知識がプロジェクトの大きな推進力です。
Worldcoinは独自の仮想通貨WLDを「ユニークな個人」に無料で配布します。その目的は世界中の人々がグローバルな経済にアクセスできることです。
その手段が「World ID」で、ユニークな個人性を証明するためのプライバシーを保護するデジタルアイデンティティです。
Worldcoinプロジェクトは、集めた巨額の資金で以下のことを目指しています。
- Orbの設置を拡大し、
- Orbハードウェアを公開して透明性を高め、
- World IDのソフトウェア開発キットをリリースする
- さらに多くの人に登録してもらい、無償で仮想通貨WLDを配付する
これらの施策は着実に進展していまし。
Worldcoinの加入者状況とその影響
Worldcoinは、既に400万人以上のユーザーがサインアップし、その数は増加し続けています。Worldcoinが提供する経済的利益に世界中の人々が関心を持っているのです。
特に、ケニアやポルトガルなどの都市では、Worldcoinはメインネットのローンチ前にもかかわらず、最もダウンロードされた金融アプリの一つとなっています。
これらのサインアップの増加は、Worldcoinが広範囲のユーザーベースを構築し、全世界の個々のユーザーがデジタル経済にアクセスする機会を得る未来を暗示しています。
仮想通貨WLDの概要と価格推移
トークン名称 | Worldcoin |
シンボル・単位 | WLD |
総発行予定数 | 100億 WLD |
価格(WLDの円価格)@2024/5/22 | ¥788.03 |
過去最高値@Mar 10, 2024 | ¥1,840.20 |
過去最底値@Sep 13, 2023 | ¥152 |
時価総額@2024/5/22 | 1,690億円 |
市場ランキング@2024/5/22 | 76位 |
公式サイト | https://worldcoin.org/ |
仮想通貨WLDはイーサリアム上のOptimismメインネット上で発行されています。ユニバーサルベーシックインカムを世界の人々に与えることを目的としていますが、現時点での活用事例はまだありません。
それなのに、時価総額が76位につけているのは新興コインとしては大きな評価を得ています。
仮想通貨Worldcoin(ワールドコイン/WLD)の価格推移
下図がワールドコイン (WLD)の2023年8月以来の価格推移です。
2023年7月ローンチのWLDは、2023年9月に過去最低値の152円を付けました。その後、創業者のサム・アルトマン氏のOpen AI社が動画生成アプリSoraを発表した後に急騰し、2024年3月に最高値の1,840円をつけました。今は約半分の788円に下がっています。
Worldcoin(ワールドコイン)の今後の展望
Worldcoinは大規模な拡張と進化を目指しています。
Worldcoinのメインネットのローンチは2023年9月に実施されました。
Worldcoinはさらに多くのOrbを各地のWorldcoin Operatorに配布し、World IDソフトウェア開発キットをリリースして、Worldcoinプロトコルの全機能を解放しようとしています。
これらの取り組みにより、Worldcoinはその規模を拡大し、さらなるユーザーの獲得を目指しています。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)日本のどこでもらえるの?
WorldcoinトークンのWLDは2023年7月24日に主な仮想通貨取引所で上場し、一時は60%値上がりしました。日本でも既に全国にOrbが設置され、Worldcoinの登録を受け付けています。最新情報は次の記事を参照ください。
Worldcoinとブロックチェーンテクノロジー・Optimism・WorldChain
Worldcoinとブロックチェーンテクノロジー
Worldcoinは、ブロックチェーンテクノロジーと生体認証(虹彩スキャン)の融合により、個人を識別し、新しい形の分散型グローバル通貨を実現しています。
ブロックチェーンはデータの透明性と不変性を保証し、分散型のネットワークを通じて個々のユーザーが経済活動に参加する機会を提供します。
Worldcoinはこのテクノロジーを利用して、ユーザーが自身のデジタルアイデンティティを管理し、世界中の他のユーザーと安全に取引できるようにします。
WorldcoinとOptimism’s Superchainの関係
Worldcoinは最近、Optimism CollectiveのSuperchainビジョンを実現するための支援を発表しました。これは、スケーラブルなブロックチェーンエコシステムを構築するための共同作業です。
Optimismは、Ethereumブロックチェーンのスケーラビリティと効率を向上させるためのレイヤー2スケーリングソリューションです。
Worldcoinは、World IDをOP Mainnetで利用可能にし、最初のウォレットであるWorld AppもOP Mainnetに移行しました。
これらの動きは、Worldcoinが更なるアクセス拡大と値を共有する開発者とユーザーのエコシステムへのリーチを図る助けとなるでしょう。
独自ブロックチェーン「World Chain」の開発
しかし、Worldcoinユーザーの増加に伴い、さらなる拡張性が求められています。そこで2024年中の立ち上げを目指して、独自のブロックチェーン「World Chain」の開発が進められています。
World Chainは、Worldcoinプロトコルと深く統合されたイーサリアムのレイヤー2ネットワークとなる予定です。World IDの採用を加速させることが目的とされています。
Worldcoinトークン(WLD)を使ってガス代を支払えるようになり、新規ユーザーの参加がより容易になると期待されています。イーサリアムがネイティブトークンとして残りますが、World Chainは検証済み人間ユーザーに特化したネットワークとなります。
Worldcoinのプライバシーとセキュリティ
プライバシー保護の取り組み
Worldcoinでは、ユーザーのプライバシーを最大限尊重しながら、信頼できるデジタルIDを発行することを目指しています。そのため以下のような取り組みを行っています。
- 虹彩データは一方向の暗号化アルゴリズムで処理され、元の虹彩画像を復元することはできません。
- 虹彩データは分散型ストレージに保存され、一か所に集中させないようにしています。
- World IDにはユーザーの個人情報は含まれず、匿名性が保たれます。
このようにWorldcoinでは、生体認証データの適切な管理と匿名性の確保によって、プライバシーを守る仕組みが構築されています。
セキュリティ対策
一方で、Worldcoinのシステムを不正利用から守るため、以下のようなセキュリティ対策も講じられています。
- 虹彩認証デバイス「Orb」には高度な認証技術が搭載されており、なりすましは困難です。
- 1人に付き1つのWorld IDしか発行されないよう制限されています。
- World IDの不正な売買は禁止されており、発覚した場合は無効化されます。
このように、プライバシーとセキュリティのバランスを取りながら、信頼できるデジタルIDの発行を目指しています。今後も技術の進歩に合わせて、より強固な仕組みが構築されていく見込みです。
Worldcoinへの批判と問題点
Worldcoinはプライバシーの問題で批判されています。特に、アイデンティティ確認のための虹彩スキャンがプライバシーを侵害する可能性があると指摘されています。また、Worldcoinのトークンは、アメリカを含むいくつかの国では利用できません。
さらに、仮想通貨業界は2022年にいくつかのプロジェクトが失敗した後、再び人気を取り戻そうとしています。このような状況で、Worldcoinはa16z crypto、Bain Capital Crypto、Distributed Globalなどの投資家から新たに資金を調達しました。
まとめ
Worldcoinのビジョンと挑戦
Worldcoinは、ブロックチェーン技術を活用して、全世界の人々にデジタル経済へのアクセスを提供することを目指しています。この目標を達成するために、全ての人々に暗号通貨を配布するという大胆な試みに取り組んでいます。
そのために、一意のアイデンティティを証明する「World ID」というシステムを構築しました。
2024年3月段階で、全世界で400万人が虹彩を登録して仮想通貨ワールドコイン(WLD)を無料で受け取っています。
プライバシーの懸念と対策
しかし、この方法にはプライバシーの問題が指摘されています。これに対し、Worldcoinはユーザーのプライバシーとセキュリティを尊重しながら、ユニークなデジタルアイデンティティを確立する方法を提供。これにより、個々のユーザーが自分自身を安全に識別できるようにしています。
暗号通貨の未来への影響
Worldcoinのようなプロジェクトは、暗号通貨の未来に大きな影響を与える可能性があります。それが成功するかどうかは、今後の開発と利用の仕方にかかっています。
最新情報と日本での展開
Worldcoinのトークン「WLD」は2023年7月24日に主要な仮想通貨取引所に上場し、一時は60%も値上がりしました。日本でも既に8カ所にOrbが設置され、Worldcoinの登録を受け付けています。最新情報は次の記事をご覧ください。
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